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世界最小で4K狭額縁ディスプレイと新色が印象的なDell「新XPS 13」
2018年01月09日 18:32
新しいXPS 13、左がローズゴールド/アルパイオンホワイトで4Kのモデル、右がシルバー/ブラックでフルHDのモデル |
Dellの新しい「XPS 13(9370)」は、13.3型の狭額縁ディスプレイを採用したモバイルノートPCで、従来モデルと比較してほぼ同じ重さながら底面積は小さくかつ薄くなっており、Dellによれば13.3型ディスプレイを搭載したノートPCとしては世界最小になっている。
また、新XPS 13では新色としてローズゴールド/アルパイオンホワイトが追加され、シルバー/ブラックとの2色展開になり、ゴールド/ホワイト用には専用のホワイトのACアダプタとUSB Standard-Aのドングルケーブルが用意されるなど、ACアダプタの色にまでこだわっている。本レポートではそのXPS 13の実機レポートをお届けする。
ACアダプタも含めて綺麗なホワイトになっている新色ローズゴールド/アルパインホワイト
XPS 13(9370)は、第8世代Coreプロセッサを搭載し、メモリは最大で16GB、ストレージは1TBという構成が選択可能。ディスプレイは13.3型4K(3,840x2,160ドット)ないしはフルHD(1,920x1,080ドット)を、筐体色はローズゴールド(A/D面)/アルパインホワイト(B/C面)、シルバー(A/D面)/ブラック(B/C面)の2つのバリエーションから選ぶことができる。従来製品ではB/C面はブラックのみで、A/D面のみゴールドかシルバーを選べるようになっていた。
左がシルバー/ブラックモデル、右がローズゴールド/アルパイオンホワイト |
左がローズゴールド/アルパイオンホワイトで4K、右がシルバー/ブラック |
ローズゴールド/アルパイオンホワイトのモデルとACアダプタ/ドングル |
ローズゴールドのD面(底面)、ディスプレイを開いた時には排気口をうまく隠すデザイン |
シルバー/ブラックモデルの底面 |
構成などは地域により異なるため、日本市場に投入される際にどのようなスペックになるかは現時点では不明だが、既に販売が開始されている米国では最上位モデルが、Core i7-8550U、16GBメモリ、512GB SSD、4Kディスプレイ、Windows 10 Homeという構成で2,049.99ドルという価格設定になっている。CTOでストレージを1TBに、OSをWindows 10 Proに変更することも可能だ。
キーボードとタッチパッド、タッチパッドは高精度タッチパッドに対応している |
実機で確認すると新しいローズゴールド/アルパインホワイトはホワイトがとても印象的で、これまでビジネス機色が強かったXPS13がだいぶ印象の違う製品に見えてくる。とくにUSB Type-CからUSB Standard-Aに変換するドングルケーブルやACアダプタもホワイトに統一されているのは、こだわりが感じられるところで、女性にも安心してお薦めできる製品と言える。ホワイトPCそのものはとくに珍しいというわけではないが、本体色は白でも、ACアダプタはブラックという製品の方が圧倒的に多い。
ホワイトのACアダプタとドングル |
電源ケーブルもホワイトになっている |
XPS 13のアイコンとなっているInfinityEdgeが4Kに進化している
端子類に関しては、2017年のCESで発表されたXPS 13 2-in-1と同じようにUSB Standard-A端子がなく、左に2つ、右に1つのUSB Type-Cが用意されている。左側の2つはThunderbolt 3に対応しており、Thunderbolt 3に対応したドッキングステーションなどと組み合わせることが可能。
最近はハイエンドスマートフォンもUSB Type-Cに変更されており、無線マウスも専用レシーバーからBluetoothなどに移行が進んでいる。USB Standard-Aがないと困るシーンはUSBメモリのようなストレージを使う場合に限定されつつあり、先進的なユーザーにとっては、むしろUSB Type-C×4という構成は正しいと言えるだろう。USB Type-Cはドングルを利用すればUSB Standard-Aになるが、その逆は不可能ではないものの制約がついて回るからだ。
本体の左側面にはケンジントンロックのホール、USB Type-C(Thunderbolt 3)が2つ。充電はUSB PDに対応したACアダプタで行う。右に見えるスイッチとインジケータはバッテリの残量を確認できる |
本体の右側面、microSDカードスロットとUSB Type-C(DP AltModeに対応)、ヘッドフォン端子 |
ディスプレイはXPS 13の象徴と言ってよい「InfinityEdge」と呼ばれる狭額縁のデザインが採用されている。4Kディスプレイモデルも、フルHDモデルと同じように狭額縁になっている。展示会の会場などでは暗かったり、映り込みがあったりしてあまり綺麗に見えないものなのだが、本製品はそれでも綺麗に見えた。
4Kモデルでの狭額縁 |
4KとフルHDの2つの液晶が用意されている |
ただ、唯一惜しいと感じたのは、Windows Helloに対応したIRカメラがディスプレイの上部ではなく下部に入っていることだ。このデザインによってディスプレイ上部も狭額縁にできるのだが、カメラが下に入っていることで、カメラに写る顔が見上げた感じの映像になってしまう。狭額縁とのトレードオフとも言えるが、狭額縁でもカメラを上部に入れている製品もあるので、できればそうしたデザインにして欲しかったところだ。
Windows Helloに対応したIRカメラ |
価格に関しては999ドルからと発表されているが、999ドルなのはCore i5-8250U/4GB/128GB/FHD/Windows 10 Homeのモデル。売れ筋のスペックとなるCore i5-8250U/8GB/256GB/フルHD/Windows 10 Homeは1,199ドル、最上位モデルとなるCore i7-8550U/16GB/512GB/4K/Windows 10 Homeのモデルは2,049.99ドル、1TBのSSDに変更する場合はプラス400ドルとなっている(価格はいずれも税別)。
現時点では日本での販売時期や価格に関しては明らかになっていないが、日本で販売される場合もそれらに近い価格帯になると考えられるので、参考にして頂きたい。
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