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ASUS ZenPad S 8.0は、薄くてパワフル! iPad Air 2を凌ぐ?使い勝手をチェック
2016年09月13日 17:57■「ASUS ZenPad S 8.0」はどんなタブレット?
厚さ約6.6mm、重さ約298gと、薄くて軽い「ASUS ZenPad S 8.0」(Z580CA)は、その本体に2Kディスプレイやフロントデュアルスピーカーを搭載したパワフルなモデルだ。
しかし、いくら本体の性能が良いとはいえ、使い勝手を決めるのはソフトウェアやユーザーインターフェース(UI)だ。
そこで今回は、「ASUS ZenPad S 8.0」の使い勝手をチェックしてみた。
●Z Stylusでノートのように
「ASUS ZenPad S 8.0」の操作方法には、ディスプレイを直接指でタッチする以外に、オプション品の「Z Stylus」という専用スタイラスペンを使う方法がある。
この「Z Stylus」は、単にディスプレイをタッチ操作する以外に、クイック起動パネルという専用の操作パネルの表示や、追加情報の表示にも対応しており、操作性向上に一役かっているのだ。
実際に使ってみたところ、素早い動作で絵を描こうとすると、表示がやや遅れることがあったため、紙に対してボールペンで絵を描くような使いかたはあまり向いていないようだ。
しかし、手書きメモ程度の利用であれば、快適に使えることがわかった。
操作性も向上するほか、指でタッチするときのような指紋を気にしなくていいため、「Z Stylus」はぜひ使っていきたいアイテムだ。
●簡単モードも搭載されている
「ASUS ZenPad S 8.0」は、他のASUS製スマホと同じように、簡単モードも搭載されていた。
この機能は、アプリアイコンを極力大きくし、アプリ内の文字もできるだけ大きくすることで、シニアなど「タブレットは初めて」という層でも使いやすくする機能だ。
もともと7.9インチディスプレイを採用しているため、設定より文字の大きさを大きめにすると非常に見やすい本機だが、「簡単モード」を使うことで、さらに見やすいという印象を受けた。
しかし、1画面上に表示される情報量が少なくなるため、ある程度操作になれてきたら、簡単モードは解除するのが良さそうだ。
●画面やサウンドはカスタマイズ可能
「ASUS ZenPad S 8.0」のウリは、2Kディスプレイでの美しい表示と、パワフルなサウンドだ。
それらの設定も手軽に行えるようになっている。
・ディスプレイはブルーライト軽減フィルタも
ディスプレイ設定では、写真(画像)の見栄えを良くする「ビビッド」モードのほか、目への負担を軽減する「ブルーライト軽減フィルタ」モードも搭載している。
「ブルーライト軽減フィルタ」を設定すると、ディスプレイの表示がやや赤系に強い方向にシフトするが、極端に赤くなってしまうという印象は受けなかった。
通常の利用であれば、「ブルーライト軽減フィルタ」はオンにしていても良さそうだ。
・サウンドも好きな設定が可能
「ASUS ZenPad S 8.0」DTS - HD Premium Soundを搭載し、音に対しても非常にこだわりをみせている。設定でも、「映画」や「ボーカル」など、その状況に応じた設定を決めることができるようになっていた。
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●YouTubeでは1440p表示も
本体は2Kディスプレイを搭載しているが、それは動画にも活かされている。
例えば「YouTube」アプリでは、最大1440p表示の動画も再生可能だった。この設定はマシンパワーを持っているモデルでないと出てこない表示で、例えばAppleのiPad Air 2であっても、最大1080pまでの設定となっている。
OSやアプリの違いこそあるものの、同じ2Kディスプレイを採用するハイスペックタブレットとして、1440pまで表示できる「ASUS ZenPad S 8.0」は性能の高さを感じさせるだろう。
1440p動画を表示させてみると、まるで「写真」のままのクオリティで動画が流れており、きめ細かいコンテンツを楽しむことができた。
さらに「ASUS ZenPad S 8.0」では、動画再生時のブレを本体側で軽減する機能が搭載されている。「モーションブラーの除去」設定でブレの強い動画であっても、リアルタイムで軽減してくれるのだ。
設定を試してみたところ、はっきりわかるようなブレ除去は無かったが、「少し見やすくなったかな」と感じられた。
●表示も非常に早いが気になる点も
本モデルには、高速なCPUに加えて、パソコン並に4GB RAMが搭載されている。これは、通常のタブレットと比較するとおおよそ2倍の動作メモリだ。
そのためか、負荷の高いアプリを起動しても、極めて高速な表示が可能となっていることが確認できた。利用するうえで、ストレスを感じることは無いだろう。
しかし、気になる面もあった。それはバッテリーだ。「ASUS ZenPad S 8.0」には4000mAhのバッテリーが搭載されているが、本体が高性能過ぎるためか、バッテリーの減りがやや早く感じられてしまったのだ。
「ASUS ZenPad S 8.0」をフルに使う際には、充電できる環境で使っていきたいと思った。また、長時間の外出では、モバイルバッテリーがあると安心だ。
使い勝手の面では、上記以外にも
・モーション操作対応
・ATOK標準搭載
・Zen UI搭載
・多彩なプリインストールアプリ
というものがある。
買った状態で完成されているとも言える「ASUS ZenPad S 8.0」は、買ったその日から、フルに活用できるタブレットに仕上がっていると感じた。
これから「タブレットはなにがいいかな」という人にも、自信を持っておすすめできるアイテムだ。
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