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Windows 10 Insider Previewを試す- Creators Updateへ向けたバグ修正が加わったビルド15042
2017年02月28日 11:462017年2月24日(以下すべて米国日時)、MicrosoftはWindows 10 Insider Preview ビルド15042を、ファーストリングを選択したPC向けに、Windows 10 Mobile Insider Preview ビルド15043をモバイル向けにリリースした。大きな変更は少なく、バグフィックスが中心となっている。
Bluetoothデバイスが再び利用可能へ
前回のWindows 10 Insider Preview ビルド15031は2017年2月8日リリースのため、約2週間ぶりの新ビルドだ。MicrosoftはWindows 10のバグを集中的にあぶり出す「Bug Bash」に注力するため、リリースタイミングを遅らせたと説明している。そのBug Bashについてはこちらのブログで結果を報告しており、「インサイダーは約10万8,900件のクエストを完了し、11万5,100件のフィードバックを受け付けた」という。なお、Windows 10 Insider Preview ビルド15042は前ビルドと同様、当初x86版に致命的なバグが潜んでいるためリリースを見送っていたが、Microsoftはバグを修正し、x86版のビルド15042のリリースも行っている。
また、本ビルドで特徴的なのが、デスクトップ画面の右下にあったバージョン情報が消えた点。過去のベータ版Windowsや、以前のWindows 10 Insider Previewを使っていた方ならご承知のとおり、バージョン情報の非表示は本格的にCB(Current Branch)へ向けたバグフィックスのターンに入ったことを示している。Windows 10 Creators Updateに至る同Insider Previewを振り返ると、マルチディスプレイ環境でエクスプローラーが不安定になり、Bluetooth接続ができなくなるなど(いずれも修正済み)、かなりの苦難を強いられた。だが、小休止できる港も視野に入り、荒波の航海も間もなく終えることとなる。
さて、ビルド15042ではOOBE(Out-Of-Box Experience)のCortanaに関する設定ページで、アニメーション効果を追加し、Microsoft EdgeはAdobe Flashコンテンツを有効にする確認メッセージが表示されるようになった。既にクリック・ツー・ラン機能はビルド15002で追加されているが、本ビルドではブロック時に「ページに何か欠けていますか?」というメッセージとアイコンをURLバーに表示し、Adobe Flashコンテンツの再生許可をワンクリックで実行できる。今後Adobe FlashコンテンツはHTML5の台頭で減っていくと予想されるが、ユーザーが容易にコントロールできるのはありがたい。
なお、MicrosoftはEPUBファイルを開くと、タブのアイコンが書影に変わる変更が加わったと説明しているが、筆者が確認した限りでは正しく動作しなかった。また、EPUBリーダーとしては、朗読中にページを切り替えると読み上げ先も変更され、閲覧環境の設定も保持する機能が加わっている。
OSビルド15042の改善点・既知の問題
ここからはPC版の修正内容と確認済みの問題を紹介する。まずは修正箇所から。
- 新ビルドダウンロード時に「Initializing(初期化中)」と表示されなくなった。
- Windows Updateの進行状況を示すインジケーターが正しく動作するようになった。
- 「設定」の<デバイス>を開いてもクラッシュせず、Bluetoothデバイスとのペアリングが可能になった。
- [Win]+[K]キーやアクションセンターから呼び出せる「接続する」が再び利用可能になった。
- PCを個人で利用していても「一部の設定は組織によって管理されています」というメッセージが表示される問題を修正した。
- 希にアクションセンターが色を持たない空白として表示される問題を修正した。
- Bluetooth経由でXboxコントローラーをアップグレードすると、タッチ入力が機能せず、マウスを利用時に予期しないビープ音が発生する問題を修正した。
- Microsoft Edge利用時、フォームフィールドで有効になる自動補完項目がドロップダウンリストから挿入できない問題を修正した。
- Microsoft Edge利用時、画像が予期せぬタイミングで欠落してしまう問題を修正した。
- Microsoft Edge利用時、Web通知機能を利用するWebサイトが正しく表示できない問題を修正した。
- Microsoft Edge利用時、予期せぬタイミングでファイルをダウンロードできない問題を修正した。
- Microsoft Edge利用時、特定のWebサイトに対するサムネイルにJavaScriptによる描画部分が反映されない問題を修正した。
- Microsoft Edge利用時、キーボードの電卓ボタンが機能しない問題を修正した。
- Microsoft Edge利用時、文字列を選択した後に[Win]+[Shift]+[←(→)]キーが動作しない問題を修正した。
- Microsoft Edge利用時、文字列を選択した後に[Alt]+[C]キーを押してもCortanaが起動しない問題を修正した。
- Microsoft Edge利用時、「file://」プロトコルを開けないため、AdBlock Plus拡張機能を有効にできない問題を修正した。
- Microsoft Edge利用時、アプリケーションに関連付けられたWebサイトにアクセスすると、意図どおりに動作しない問題を修正した。
- Microsoft Edge利用時、手書きパネルを利用して文字を入力すると、得知恵のテキストフィールドに単語を挿入できない問題を修正した。
- Microsoft Edge利用時、パスワードプレースホルダーに正しく文字を入力できない問題を修正した。
- Microsoft Edge及びWindows Inkワークスペースのスケッチパッドに、新しい共有アイコンが表示されるようになった。
- 休止状態から復帰する際、特定のデバイスが動作しなくなる問題を修正した。
- 一部のトースト通知がポップアップせず、アクションセンターで重複してしまう問題を修正した。
- 古いGPUを搭載したPCで文字が白くなる問題を修正するため、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションのUI要素を見直した。
- 新共有UXに並ぶアプリケーションのアイコンを右クリックすると、<おすすめのアプリを表示>が選択可能になった。
- Windows Inkの分度器を使用する際、意図しない部分に描き込まれる問題を修正した。
- スケッチパッドの<すべて削除>ボタンが正しく動作しない問題を修正した。
- Windows Inkのペンなどを最初に使用する際、点滅するように見える問題を修正した。
- 新しいXAMLスクロールバーのアニメーション効果が正しく遷移状態にならない問題を修正した。
- Surface Bookのデバイス設定で「Microsoft Camera Front」「Microsoft Camera Rear」が正しく動作しない問題を修正した。
- ISOファイルをダブルクリックでマウントする際、エクスプローラーがクラッシュする問題を修正した。
- ゲートウェイ経由でリモートデスクトップ接続する際、「[IPv6アドレス]::ポート」形式で接続できない問題を修正した。
- 高DPIディスプレイ使用時に、一部の部分をレンダリングできない問題を修正した。
- 「夜間モード」利用時にPCがスリープ状態に入ると、自動切り替え機能が正しく動作しない問題を修正した。
- 「夜間モード」が切り替わるアニメーション効果を2分に延長した。
- Microsoft Edgeの<要素の検査>と<ソースの表示>を選択しても、DOM Explorer及びデバッガーが正しく動作するようになった。
続いてモバイル版の修正箇所を紹介する。
- 「設定」の<デバイス>を開いてもクラッシュせず、Bluetoothデバイスとのペアリングが可能になった。
- Continuum for Phonesが正しく動作しなかった問題を修正した。
- 一部の環境で画面の回転が正しく動作しない問題を修正した。
- Outlookメール及びOutlookカレンダーなど一部のアプリケーションで、ライブタイル機能が動作していない問題を修正した。
- デバイスを個人で利用していても「一部の設定は組織によって管理されています」というメッセージが表示される問題を修正した。
- PC接続時にフォルダーのコピーやドラッグ&ドロップできなかった問題を修正した。
- Microsoft Edge利用時、アプリケーションに関連付けられたWebサイトにアクセスすると、意図どおりに動作しない問題を修正した。
- Microsoft Edge利用時、SDカードへファイルをダウンロードすると、ローカルストレージ領域が使われてしまう問題を修正した。
- Microsoft Edge起動直後に素早く文字入力を行うと、1秒後に入力結果が破棄される問題を修正した。
- 個人用辞書が削除されてしまう問題を修正した。
- Windows 10 Mobile更新時にWi-Fi回線が不安定で再接続を行うと、回線品質が高くてもダウンロードエラーになってしまう問題を修正した。
- ミラキャスト経由のContinuum for Phones利用時、ビデオ再生機能の操作性を向上させた。
- 「設定」に並ぶ<Windows Insider Program>のアイコンを修正した。
次はPC版で確認されている問題を紹介する。
- 一部のPCでビルド15042に更新できない場合がある。その際は以下の手順を実行する。
→HKEY_LOCAL_MACHINE\system\setup\upgrade\NsiMigrationRootキーの削除。
→「netsh int ipv6 set locality state=disabled」の実行。
→HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Nsi\{eb004a01-9b1a-11d4-9123-0050047759bc}\28キーの削除。
- Windows Spectrum(Spectrum.exe)サービスを起因とする例外エラーが発生し、オーディオ出力の消失と異常なまでのディスクI/Oの使用率向上が発生することで、Microsoft Edgeなどのアプリケーションが特定条件下で応答しなくなる可能性がある。この問題が発生した場合は「C:\ProgramData\Microsoft\Spectrum\PersistedSpatialAnchors」フォルダーを削除し、PCを再起動する。
- 一部のPCゲームを起動する際、タスクバーに最小化してしまうケースが確認されている。ただし、タスクバーのボタンをクリックすれば元に戻せる。
- 特定のハードウェア構成では、配信時にゲームバーのウィンドウが緑色で点滅することがある。ただし、配信映像の品質には影響していない。
- Microsoft Edgeの「F12 Developer Tools」が断続的にクラッシュし、入力を受け付けないことがある。
- 「設定」の<更新とセキュリティ/Windows Insider Program>のアイコンが正しく表示されない。
- Surface Pro 4及びSurface Bookの一部でカメラを有効にできず、WindowsHelloによる顔認証が動作しない。
最後にモバイル版で確認されている問題を紹介する。
- 音声認識言語がダウンロードできない。
- 「Microsoft Wallet」で登録済みカードによる支払い、及びカードの追加ができない。
筆者が使用しているSurface Pro 4は対象外らしく、Windows Helloによる顔認証はパスしたものの、サードパーティー製カメラを取り付けたデスクトップPCで顔認証は実行できなかった。Microsoftは本ビルドでMicrosoft Edgeに関する修正を幅広く実行し、パフォーマンスの向上をアピールしているが、低スペックPCで利用する際の"モッサリ感"は改善していない。この点については今後のビルドと開発陣の尽力に期待しかないだろう。
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